ニュース 電子 作成日:2011年8月11日_記事番号:T00031836
工業技術研究院・産業経済趨勢研究センター(IEK)は10日、今年の台湾半導体産業の生産額予測を、3カ月前の「前年比4.4%増」から「前年比5.8%減」へと下方修正した。最も減少幅が大きいのはメモリー産業、次いでIC設計となるとの見通しだ。11日付工商時報が伝えた。
IEKは大幅な下方修正の理由について、▽欧州債務危機▽日米の景気回復の遅れ▽新興市場のインフレ問題▽台湾元高▽パソコン需要の不振▽携帯電話市場の成長が予測を下回っている──などの要因を挙げた。今後さらなる下方修正の可能性もあるという。
またIEKによると、台湾の半導体産業は、昨年第4四半期および今年の第1四半期は2期連続で生産額がマイナス成長となった後、今年第2四半期には前期比4.5%の成長を遂げ、4,183億台湾元(約1兆1,000億円)の生産額を記録した。しかし、例年需要期である第3四半期の低迷が予想されることから、通年では成長が見込めないとしている。
なお、今回のIEK予測に基づくと、今年の生産額は1兆6,659億元となる。
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