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「統一望まぬ台湾人」、中国人訪台客に驚き=米有力紙


ニュース 社会 作成日:2011年8月12日_記事番号:T00031843

「統一望まぬ台湾人」、中国人訪台客に驚き=米有力紙

 台湾旅行解禁によって訪台した中国人観光客は、多くの台湾人が本当に統一を望んでいないことを目の当たりにし、驚いている−—。こうした米紙ニューヨークタイムズ(NYT)の見方を12日付自由時報が伝えた。

 NYTの記者はこのほど中国人団体客に同行して台湾を4日間訪れた。

 北京出発前に「中台は家族だ」と叫んでいた中国人男性は、台湾滞在4日目、統一問題について聞かれると、ちょっとためらった後「台湾が独立しようが統一しようが、どうでもいいじゃないか」と笑いながら答えるだけだった。

 2008年以降、台湾を訪れた中国人客は300万人以上になるが、台湾人と本当に交流している人は多くないのが現状だ。理由のひとつは中国人が団体行動を余儀なくされているため時間が足りないこと。2つ目は訪台する中国人は、「国民党は裏切り者」と聞いて育った中高年が多いため、台湾人と話をすることに警戒心があるからだ。

 このことから、台湾側が望む民主的な制度や言論・報道の自由を実際に体感しての台湾理解促進は、容易ではないとみられる。