ニュース 商業・サービス 作成日:2011年8月12日_記事番号:T00031854
中国人団体観光客の来台者数が急減し、これまで「中国人ブーム」で恩恵を受けてきた、旅行ガイド、観光バス会社などが深刻なダメージを受けている。今年5月以降、中国からの団体客は初めて3カ月連続の前年比マイナス成長を記録。2008年7月に中国人観光客による台湾旅行が開放された当初、業界では「大陸13億の人口からすると、今後10年は安泰」との声も出ていたが、わずか3年で暗雲が生じてきた。12日付中国時報が報じた。
ある観光ガイドによると、以前は3カ月に1〜2日しか休みが取れない忙しさだったが、この3カ月は1カ月に8〜10日休みという状況だ。また別の原住民ガイドも、旅行会社が当初、1カ月に3件の依頼を約束していたものの、5月以降は月に1件へ減ったため「生活できない」と悲鳴を上げた。
またツアー料金の下落も、観光業界に打撃を与えている。大型観光バスの運行にかかるコストは7泊8日の台湾1周旅行の場合、最低6万台湾元(約16万円)だが、料金は現在4万2,000元まで下がっているという。これにより運転手の収入も激減。ある運転手はかつて6万5,000元だった月給が半減したと嘆いている。
今年6月の中国人自由旅行解禁で「第2のピーク」到来を期待し、中国から「ホテル宿泊体験者」を招いて台湾旅行のすばらしさを広めるキャンペーン活動も繰り広げられている(11日=中央社)
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