「金門高粱（コーリャン）酒」を生産する金門酒廠実業は、第４四半期にも価格1,200台湾元（約3,000円）を超える「高端白酒」と呼ばれる高級コーリャン酒の販売代理業者を募集する予定だ。販売代理権には、主な輸出先として期待される中国本土や海外の販売権も含まれ、年間市場規模は15億～20億元を見込む。12日付工商時報が伝えた。
消息筋によると、これまでに内外４社が販売代理権の取得に名乗りを上げているという。
金門酒廠が外部業者に販売代理権を認めるのは、▽38度コーリャン酒、黒松▽58度コーリャン酒、維他露（ビタロン・フーズ）──に続き３例目。高級コーリャン酒は贈答用に販路拡大が見込まれる。
高級コーリャン酒は今年、４億元の売り上げが見込まれている。金門酒廠の呉秋穆総経理は「高級コーリャン酒は海外市場で成長が見込まれる。（高級商品を扱う）３社目の代理業者は食品大手とは限らない。ブランドのマーケティング力と酒類の販売資格があればよい」と説明した。
