ニュース 電子 作成日:2011年8月12日_記事番号:T00031862
中国政府は2012年に液晶パネルの輸入関税を現在の5%から8~10%に引き上げる構えで、このため台湾、韓国の大手メーカーが相次いで中国に大型パネルの工場設置を決めている。こうした中、唯一中国にパネル前工程の生産ラインを持たない奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、今後苦境に立たされる可能性が出てきた。12日付電子時報が伝えた。
奇美電はこれまで、中国にいずれは第8.5世代のパネル工場を設置する意向を示しているが、台湾政府への投資申請はまだ行っていない。工場設置には中国の国家発展改革委員会(発改委)による認可も必要となるため、12年の関税引き上げには間に合わない見通しだ。
奇美電幹部は「中国への第8.5世代パネル工場設置は、短期的には具体的な計画はない」と述べ、液晶パネル景気の不透明感に加え、中国進出が設備投資の重点ではない点を理由に挙げた。ただ、中長期的には中国に工場を設置するか、中国メーカーと提携する方向性に間違いはないとした。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722