ニュース 農林水産 作成日:2011年8月15日_記事番号:T00031878
乳牛の飼育コスト上昇に伴い、牛乳の仕入れ価格が10月から1キログラム当たり1.9台湾元(約5円)上昇する。先週、中央畜産会乳価評議委員会が承認、行政院農業委員会(農委会)が来月正式に発表する。15日付自由時報が伝えた。
農委会によると、中央畜産会は牛乳の仕入れ価格を▽夏季(6~9月)、1キロ29.28元、▽冬季(12~3月)、同21.79元▽暖季(それ以外の月)、同27.28元──とすることで酪農家の代表らと合意した。
今年、市販の飲料や食品に有害な可塑剤が使用されていた問題が発覚し、牛乳の需要が伸びた。今年の目標生産量は34万5,000トンで、従来の31万トンから1割以上の増加となる。
台湾は乳牛用の牧草の8割を輸入しており、主に米国に頼っている。米国の天候不良により牧草価格は1キロ当たり14元と、従来の約2倍に跳ね上がり、エサとなるダイズ、トウモロコシなど飼料も値上がりしている。
牛乳大手3社の味全食品工業、統一企業(ユニプレジデント)、光泉牧場(KCデイリー)は小売価格への転嫁について、「農委会の文書を受け取ってから検討する」とのみ答えた。
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