14日付工商時報によると、宏碁（エイサー）は今後、上半期に人事調整や欧州での在庫処分などに追われて鈍化した新製品発売ペースを、新学期シーズンの需要増に向けて早め、下半期の巻き返しを狙う。14日付工商時報が伝えた。
先日欧米市場で発売した７インチのタブレット型パソコン「Iconia Tab（アイコニア・タブ）A100」は、間もなく台湾でも発売を開始する予定だ。
スマートフォンでは９月に「Iconia Smart」を投入予定。同製品は4.8インチの21：９の超ワイド型ディスプレイ、800万画素カメラを搭載。価格は499ユーロ（約５万5,000円）と高価格設定だ。このほか１〜２機種の発売を計画しており、ウィンドウズフォンの最新版「マンゴー」搭載機種も含まれるとみられる。
またインテルが提唱する薄型軽量ノートＰＣカテゴリー「ウルトラブック」製品でも、ビジネス市場開拓を目指す。
なおエイサーはこのほど中国でビジネス向け７機種を発表しており、同国における商用製品の出荷台数成長率は、市場平均の２倍を目標にしている。
