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サファイア基板価格16%下落も、LED各社に安堵感【図】


ニュース 電子 作成日:2011年8月15日_記事番号:T00031898

サファイア基板価格16%下落も、LED各社に安堵感【図】

 13日付蘋果日報が観測を基に報じたところによると、発光ダイオード(LED)バックライトの需要低迷を受け、LED基板材料となるサファイア基板の8月オファー価格が15〜16米ドルと前月から11〜16%下落し、LED大手の晶元光電(エピスター)、璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)、泰谷光電科技(テクコア)などはコスト圧力が緩和しているようだ。

 エピスターの張世賢副総経理は、「8月の需要は7月と変わらないが、LEDバックライト需要は先行きが不透明であることから、サファイア基板価格は今後も下落する可能性がある」と指摘した。

 ただ、一方でサファイア基板・素材メーカーの兆晶科技(テラクスタル・テクノロジー)は、「受注はまずまずで、今後サファイア基板価格が下落する余地はかなり小さい」との見解を示した。

 なお、同業の兆遠科技(クリスタルワイズ・テクノロジー)、晶美応用材料(クリスタル・アプライド・テクノロジー)などが今年計画していた大幅な生産拡充は、川下の需要低迷を受けペースダウンしている。しかし一部メーカーからは、今後需要が回復すれば供給不足に陥るとの懸念も出ている。