ニュース 電子 作成日:2011年8月15日_記事番号:T00031899
13日付工商時報が市場観測を基に伝えたところによると、液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、米アップルのタブレット型パソコン「iPad2」向けパネルの7月出荷枚数が、前月の14万5,000枚から45万枚へと大幅に増加したもようだ。良品率の向上、およびiPad2パネル最大のサプライヤー、韓国LGディスプレイ(LGD)の製品に問題が生じたことから奇美電に追加発注が行われたとみられる。
iPad2向けパネルサプライヤーとして奇美電は、LGD、サムスン電子に次ぐ3番手で、これまでの出荷枚数は月間数万枚程度だったが、下半期中に単月出荷枚数が100万枚まで増えるとも予測されている。
観測について奇美電は「ノーコメント」とした一方、「(iPad2に搭載される)IPS(横電界)方式パネルは、当社が発展を見込む技術の一つ」と強調した。同社は第5世代工場3基すべてにIPSパネル製造設備を導入しており、既に同製品の生産割合は全体の2割(月産8万枚)以上を占めている。
なお奇美電は、既に次世代機種「iPad3」向けパネルの認証を得たとの観測も出ている。
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