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「ありがとう台湾」、黒潮泳いで感謝伝えよう


ニュース 社会 作成日:2011年8月16日_記事番号:T00031903

「ありがとう台湾」、黒潮泳いで感謝伝えよう

 東日本大震災に見舞われた日本へ、台湾から世界最大規模の200億円もの義援金が贈られたことは記憶に新しい。

 多大な支援は多くの日本人を感動させ、5月には有志らが広告費を出して、聯合報と自由時報にお礼の半面広告「ありがとう、台湾」を掲載、7月には講談社の女性誌「FRAU」が「訪れて楽しむことが一番のお礼」とのコンセプトで台湾特集記事を組むなど、台湾に感謝を示そうとする動きも出ている。

 そんな中、今度は日台スポーツ・文化推進協会が動いた。「日台黒潮チャレンジ2011」と銘打ち、日本から台湾に泳いで渡り、感謝の気持ちを伝えようというのだ。具体的には、9月17日に沖縄の与那国島をスタートし、台湾の宜蘭県蘇澳鎮の豆腐岬まで、2日間かけて泳ぐというもの。

 与那国島と蘇澳鎮は、直線距離でわずか約110キロメートルしか離れていないが、両者の間には世界3大潮流の一つ、黒潮が流れている。そのため、泳ぎ手はまず西南方向へ泳ぎ、その後北上する潮流に乗って台湾へ到達する作戦を取るという。

 全行程は約150キロ。泳ぎ手はリレー方式で昼夜を分かたず泳ぎ、岩手、宮城、福島3県の知事からの感謝の手紙を馬英九総統に渡すのが任務だ。

 同協会の松本彧彥(あやひこ)理事長は、厳しい黒潮を乗り越えてこそ、感謝の気持ちを伝えることができると強調。かつて海で連続70時間泳いだこともある「オーシャンアスリート」で、遠泳チームリーダーを務める鈴木一也さんは「まかせてくれ」と自信満々だが、途中でサメに出くわす可能性もあるとか。日台間の黒潮を泳ぎ切るという史上初の挑戦だけに、くれぐれも用心して成功させてほしい。

 ちなみにまだ泳者は募集中。以下のサイトより選考会(8月21日、27日、28日)に応募できる。「われこそは」という方はチャレンジしてみては?
http://strongheart.jp/nittai-sc/