ニュース 農林水産 作成日:2011年8月16日_記事番号:T00031908
コメを主食とする国・地域の年間消費量で、台湾は1人当たり50キログラムと最も少ないことが米農務省の統計で分かった。パンをはじめとする食の西洋化が影響しているとみられ、専門家は学校給食でコメを食べる機会を増やす必要があると訴えている。16日付自由時報が伝えた。
行政院農業委員会(農委会)の統計では、1984年には1人当たりの年間消費量は84.4キロだったが、25年後の2009年には43%減の48.09キロに落ち込んだ。09年には小麦の輸入量がコメの生産量を上回った。
開南大学の呉明敏・名誉講座教授によれば、米農務省の統計では日本は年間68キロだった。台湾人の消費量が日本人並みになれば休耕農地が11万5,000ヘクタール減るとともに、小麦の輸入が減り、32%しかない食糧自給率が上がる、と呉教授は話す。
農委会農糧署によると、台湾人が年間のコメ消費量を1人当たり1キロ増やせば食糧自給率は0.24ポイント上がるという。
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