ニュース 社会 作成日:2011年8月17日_記事番号:T00031936
 空き巣に入った民家で、状況を忘れて漫画を読みふけった泥棒がいる。家主に見つかって通報され、何一つ盗まぬうちに住居侵入と窃盗未遂でお縄になった泥棒は、「漫画が読みたかっただけ」と苦しい弁解。家主は思わず「うちは貸本屋じゃない」とつぶやいた。
この間抜けな泥棒は、強盗の前科を持つ陳容疑者(27)。今月14日午前9時すぎ、台南市内のアパート6階宅に侵入した彼の目に、10年以上前に発行されたコミック雑誌『少年快報』の山が。これが運の尽きだった。
日本漫画の海賊版雑誌だった『少年快報』は、かつて台湾漫画史上最高の23万部を売り上げたという、超人気雑誌だ。ちょっとめくってみるだけのつもりが、読めば読むほど夢中になり、すっかりわれを忘れてしまった陳容疑者。いすにどっかと腰を降ろして1冊また1冊と読み続け、あっという間に3時間がたってしまった。5階に住んでいる家主が物音に気付いて警察に通報し、あっけなく逮捕に。
この家主は漫画が大好きで、『ドラえもん』『ブラック・ジャック』など大量に収集したコミック本を、物置として使用していた6階宅に保管していた。普段から施錠していなかったという。8日にも6階から物音が聞こえ、漫画数冊と鍋がなくなっていたというが、陳容疑者は「侵入したのは今回が初めて」と供述している。
このように、空き巣に入った先で「仕事」を忘れてしまう間抜けなケースは意外と多いようだ。アダルトビデオを見ながら自慰行為にふけってしまった泥棒や、電線を盗むため倉庫に侵入し、作業に疲れて置いてあったソファーで眠りこけてしまった泥棒など、いずれもあっさりとお縄をちょうだいする結果に。「泥棒には向いていないから、まじめに働きなさい」と言いたい。
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