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今年初のコレラ感染、刺し身が原因か


ニュース 社会 作成日:2011年8月17日_記事番号:T00031938

今年初のコレラ感染、刺し身が原因か

 法定伝染病に指定されているコレラの、今年初めての感染例が確認されたと行政院衛生署疾病管制局が16日発表した。17日付蘋果日報が報じた。

 感染したのは台中市の男性(67)で、今月3日、小吃(軽食)店で家族とともに刺し身を食べたところ、翌日、高熱、腹痛、下痢、嘔吐(おうと)の症状が出たため診察を受け入院した。疾病管制局の検査の結果、9日に毒性のあるコレラ菌が確認されたため、隔離された。

 コレラ菌の潜伏期間が数時間から5日間のため、原因は刺し身と考えられている。台中市衛生局がサンプルを採取し検査中で、この小吃店に衛生指導を行った。患者の家族や近隣住民に感染者は出ていない。

 施文儀・疾病管制局副局長は、この患者はコメのとぎ汁のようなひどい下痢だったと説明した上で、コレラは脱水症状が進めば死に至る可能性があると指摘。台湾ではこの数年間、感染例は数えるほどだが、高齢者や健康状態が良くない者は感染を防ぐため、生ものや長時間常温に置いたもの、特に刺し身やサラダは避けるよう呼び掛けた。