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保険会社への苦情件数、過去最高に


ニュース 金融 作成日:2007年10月17日_記事番号:T00003194

保険会社への苦情件数、過去最高に

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は16日、今年1~6月に保険会社に寄せられた苦情件数は1,295件で、半期ベースの過去最高を更新したと発表した。生命保険の保険金支払い以外に関する苦情が632件を数え、前年同期の236件から急増した。17日付工商時報が伝えた。

 保険金支払い以外の案件は、契約セールス、契約更新、保険料の告知を怠った、優遇預金と名目で募集を行ったなどのケースが含まれる。

 また、今年上半期には複利増額型の終身生命保険に関する苦情が多かった。大半が2003年から05年にかけて契約が結ばれていたもので、契約者の多くが保険契約を「財テク口座」ととらえ、掛け金をいつでも引き出すことができると誤認していたことなどが背景。契約を担保にした融資で、多額の利払いが生じたことなどに関する苦情がみられた。

 同委によると、同期に苦情件数が多かったのは、宏泰人寿、エイゴン(全球人寿)、アリコ(美国人寿)、アリアンツ(安聯人寿)、幸福人寿、エース・アメリカン(安達保険)などで、下期に状況が改善しない場合、外貨建て生命保険契約の販売申請が認められない可能性があるという。