ニュース 社会 作成日:2011年8月18日_記事番号:T00031965
台湾で最もカラオケが好きなのは、恐らく台南人だろう。台南市環境保護局(環保局)の統計によると、昨年1年間に寄せられた騒音被害1,700件余りのうち、カラオケに関する苦情が最も多く663件と全体の約4割を占めた。これには店舗だけでなく、自宅や公園などでのカラオケも含まれている。
同じく南部の屏東県でもカラオケによる騒音被害は多い。同県環境保護局によると、昨年の騒音被害897件のうち、家庭用カラオケに対する苦情が277件と約3割を占めた。
一方、北部の桃園県では状況が全く異なる。昨年、同県環保局に寄せられた騒音被害は2,703件。そのうちカラオケによるものはわずか17件で、罰金を科せられたのは、午後11時に住宅街でカラオケを歌い、苦情が出ても改善しなかったケース1件(罰金3,000台湾元)だけだった。
なぜ、地方によってこんなに差があるのだろうか?実は桃園県では09年2月から新たな規制が設けられ、夜間の騒音が禁じられたことが大きい。午後10時から翌朝午前8時までは、屋外での拡声機の使用や工事に加え、カラオケも非営業用の場合は禁じられており、騒音測定をしなくても罰金を科すことができる。カラオケの声がうるさいという苦情が他県に比べて少ないのは、その効果だろう。
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