ニュース 公益 作成日:2011年8月18日_記事番号:T00031971
台湾電力第4原子力発電所(新北市貢寮区)1号機で16日午後、原子炉建屋内で緊急炉心冷却装置のテストに向けた注水作業を行っていたところ、本来閉まっているべき制御バルブが修理で取り外された状況だったため、水が建屋内に30センチの深さまでたまるトラブルがあった。18日付自由時報が伝えた。
台電は「作業員間の連絡が取れていなかった」と説明した。第4原発はまだ運転に入っていないため、放射能漏れの恐れはないという。テストは直ちに中止され、午後6時ごろまでに手作業による排水作業を完了した。
行政院原子能委員会は、明らかな人為ミスだったとして、同原発に対する評点を減点する措置を取った。
原因は、注水時に先に閉鎖すべき制御バルブを修理のために一時的に取り外していたためと判明した。テスト実施前にバルブに「操作禁止」の表示を取り付ける規定が守られなかった上、注水作業直前のチェックを怠るなどミスが重なった。
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