アパレル販売の満心企業は17日、デサントを引受先とする第三者割当増資の実施を董事会で決めた。デサントは820万株を１株25台湾元（約66円）で取得、出資比率は15％となる。満心企業は「マンシングウェア」などデサント傘下のスポーツウエアブランドの代理販売が売上高の約40％を占めており、戦略提携を結ぶことが、将来の新ブランドの導入や市場規模の拡大に役立つと判断した。18日付工商時報が伝えた。
現金増資後の満心企業の資本金は現在の約４億6,400万元から約５億2,000万元に増える。同社の持ち株比率はデサントの15％に三井グループの10％が加わり、外資が25％となる。
満心企業の上半期売上高は前年同期比8.9％増の６億6,000万元と、証券会社の予測を上回った。年内に販売拠点を現在の204カ所から220カ所に増やす計画だ。
