ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月18日_記事番号:T00031978
石油製品メーカー、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)は17日、スチレンモノマー(SM)の生産能力を現在の年37万トンから64万トンへ、約1.7倍に増強する計画を明らかにした。同社はABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)の生産拡充を決めているため、SM需要の増加が見込まれるほか、同製品は今後中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の関税引き下げ品目に含まれる可能性も高いことが背景にあるようだ。18日付経済日報が伝えた。
国喬は既存のSM工場2基のうち、生産効率の悪い年産能力13万トンの工場を建て直し、同40万トンまで引き上げる計画だ。証券会社は、同拡充計画への投資額は40億台湾元(約105億円)、2013年に稼動するとみている。
一方ABSは、既にボトルネック解消などで生産拡充に着手しており、高雄工場は来年初めに年産8万トンから12万トンに、奇美実業(チーメイ)と合弁の中国・江蘇省鎮江工場は今年末に同70万トンから85万トンへ、さらに将来的には110万トンへと引き上げる予定だ。
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