ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月18日_記事番号:T00031980
台湾中油(CPC)傘下の国光石化科技(KPTC)による彰化県でのプラント建設計画が中止となり、計画規模の縮小が確実となる中、同社は付加価値が高い特殊化学品に生産品目を絞るとともに、プラントの建設地を彰化県の彰化浜海工業区か台中港とする方向で検討している。18日付経済日報が伝えた。
台湾中油は「国光石化プロジェクトは続いている。国光石化は今後、高付加価値化を図る方向に向かい、大規模なナフサ分解プラントや製油所は設けない」と説明した。
計画見直し案は、年内にもまとまる見通しだ。建設地をめぐり、台中港は工業用水が不足する点、彰化浜海工業区はふ頭がないため、運輸コストがかさむ点が問題点として浮上しており、今後検討が続けられる。
国光石化のプラント建設中止を受け、同社に出資していた一部業者は中国・福建省漳州市の古雷半島で計画されている製油・ナフサ分解プラント周辺に進出先を変更している。これについて台湾中油幹部は、「グループ企業の古雷半島の投資への反応はそれほど大きくなく、台湾中油が国光石化の民間株主と計画している国光石化の計画見直しには影響しないと考えている」と述べた。
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