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LGDが広州8.5工場着工延期、友達・奇美電に恩恵【表】


ニュース 電子 作成日:2011年8月19日_記事番号:T00032015

LGDが広州8.5工場着工延期、友達・奇美電に恩恵【表】

 韓国液晶パネル大手、LGディスプレイ(LGD)が世界的な需要減退と生産能力の過剰を理由に、中国・広東省広州市で今月30日に予定していた第8.5世代工場の着工を延期した。液晶パネルの世界的な供給過剰悪化回避にはプラスで、友達光電(AUO)や奇美電子(チーメイ・イノルックス)は一息つけそうだ。19日付経済日報が伝えた。

 液晶パネル業界の関係者によると、大型液晶パネルは生産能力過剰により価格が下がり続けており、赤字に見舞われている大手各社は第3四半期、稼働率を厳格に抑えて損失削減に取り組んでいる。中国で進む次世代液晶パネルの新工場建設が遅れれば、市場の秩序回復に寄与するとみられる。

 市場調査会社のウィッツビュー・テクノロジーは、台湾の液晶パネル業界が取るべき対策として「減産や生産能力増強の抑制だけでなく、付加価値の高い製品の割合を増やすべき」と提言している。