ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ウィンテック、Q2は3億元の赤字


ニュース 電子 作成日:2011年8月19日_記事番号:T00032016

ウィンテック、Q2は3億元の赤字

 タッチパネル大手の勝華科技(ウィンテック)が18日発表した上半期の業績報告によると、連結売上高は428億台湾元(約1,100億円)と前年同期比107.81%増の大幅増となったものの、連結純利益は3,800万元にとどまった。第2四半期に3億800万元の連結純損失を計上したことが響いた。19日付経済日報が伝えた。

 ウィンテックは第2四半期の損失計上について「設備稼働率が30〜40%にとどまり、コスト効率が悪かったことが要因としている。下半期は設備稼働率の上昇とともに利益が上向くとの見通しを示している。

 一方、証券会社は、第2四半期の赤字は大口顧客による受注価格引き下げが主因と指摘。しかし、これは戦略的なもので、同社はこれにより第3四半期にアップルのiPad向けタッチパネル受注を取り戻した。さらに華碩電脳(ASUS)の人気タブレット型パソコン「Eee Pad Transformer(トランスフォーマー)」にも供給、アマゾン・ドット・コムが間もなく発売し、iPad対抗馬最右翼と目されるタブレットPCでも受注を獲得したとされ、第3四半期は前期比20%以上の増収が見込まれる。