ニュース 社会 作成日:2011年8月22日_記事番号:T00032028
先月、国防部は6月に中国の戦闘機1機が短時間、台湾海峡中間線を超えて領空侵犯したことを明らかにした上で、「挑発を意図したものではない」との見方を示した。しかし、22日付蘋果日報は、実際には43分間にわたり台湾領空を飛行し、東部沖にまで達していたことが独自調査により分かったと報じた。事実とすれば、これまでで最南部への侵入となるが、国防部はこれを否定している。
先月の国防部発表によると、中国人民解放軍の戦闘機1機(SU−27)が約4分間、領空を侵犯したことになっているが、情報筋によると、実はこの後に「SU−30」2機も中間線を超えて侵入しており、2機は沖縄県・尖閣諸島に向かった後、さらに南下し、花蓮、台東沖にまで達したという。
別の情報源は、2機は日本領空にとどまり、台湾側には侵入していないとしているが、台湾の海岸線からは150キロメートルまで接近したという。
これについて国防大学戦略研究所・元所長、扶台興氏は、「人民軍はますます大胆になってきている」と懸念を示した。その上で、今回の侵入を国防部が隠ぺいしたとすれば、「台湾住民2,300万人の安全を無視したことになる」と訴え、「もっと多くのことを隠している恐れもある」として実情の公表を呼びかけた。
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