ニュース その他分野 作成日:2011年8月22日_記事番号:T00032029
中央銀行の19日発表によると、第2四半期の国際収支は49億米ドルの黒字と、11四半期連続の黒字となった。輸出入が活発だったことで経常収支が90億1,500万米ドルの黒字となった一方、資本収支は24億米ドルの赤字、投資収支も金融危機が表面化した2008年第4四半期以降で最大の50億1,400万米ドルの赤字となった。20日付工商時報が伝えた。
経常収支のうち、「観光収支」が2億5,600万米ドルの黒字で過去最高、3四半期連続の黒字だった。投資収支では特に直接投資がマイナス24億6,000万米ドル、証券投資がマイナス74億8,000万米ドルとなっており、同期末から外国資本の引き上げが目立った。なお、中央銀行経済研究処の陳一端副処長は、世界的な株安の影響で第3四半期はさらに資金流出が続くとの見通しを示した。また「その他投資(資産)」も、マイナス97億6,900万米ドルで過去最高のマイナス額、「その他投資(負債)」は143億5,300万米ドルとなり過去最高を記録した。
陳処長は、台湾域内の要素は全体的に良好で消費も安定しているとした上で、近ごろの景気感は、国際的な要素と輸出への依存度の高い台湾経済の実情を受けた心理的な側面が強いと指摘した。
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