ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月22日_記事番号:T00032041
台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサプラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)で爆発・火災事故が相次いだ問題で、経済部工業局は19日、専案小組(専門小委員会)の審査会議を開き、操業再開に向けた検査を10月末までに終える方針を示した。20日付工商時報などが伝えた。
同日の会議では、事故プラントと同じ材質の圧力容器を使用した設備6カ所(既に操業を停止した2カ所と9月初めまでに新たに操業を停止する4カ所)について、操業再開に向けた検査を今月末から10月末まで実施することと、第三者が客観的な立場から検査を実施することが決まった。
新たに操業が停止されるのは、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の▽第3製油工場▽第3オレフィン工場(OL3)▽エタン転化工場──と台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の芳香族炭化水素工場。特に台塑石化の第3製油プラントは、エチレン年120万トン、プロピレン年60万トンなどを生産している。
市場関係者は、台塑石化が新たに操業を停止するプラントで、操業停止期間が2カ月に及んだ場合、151億2,000万(約400億円)台湾元の損失が見込まれるなど、台塑石化と台化の業績に深刻な影響が出ると見込んでいる。
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