ニュース 公益 作成日:2011年8月23日_記事番号:T00032061
台湾電力第3原子力発電所(屏東県恒春鎮)2号機で20日、主変圧器内の可燃性ガス濃度が異常に上がり、温度が上昇して爆発の懸念が生じたため運転を停止した。運転再開は早くても9月1日になる見通し。2号機の発電量は95万1,000キロワット(kW)で台湾全土の約3%を占めるが、備蓄電力があることから、電力供給に影響は出ないとみられる。23日付自由時報が報じた。
トラブルの原因は主変圧器の老朽化とみられる。同主変圧器は、既に使用年限の30年に近づいており、2013年に更新を予定している。
原因説明がトラブル発生から2日後となったことに対し「周辺住民の安全を軽視した」との批判が上がっている。台湾電力は「主変圧器と原子力施設は無関係で、直ちに安全に問題が生じる状況ではなかったため、発生直後の公表を行わなかった」と説明した。
第3原発の年次保守以外の運転停止は、同様のトラブルが発生した03年、恒春地震(マグニチュード7.0)が発生した06年に続き3度目。
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