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石化Q3生産額12%減へ、台プラ火災影響=IEK


ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月23日_記事番号:T00032066

石化Q3生産額12%減へ、台プラ火災影響=IEK

 工業技術研究院・産業経済趨勢研究センター(IEK)は、石油化学産業の第3四半期の生産額見通しについて、市場の需要低迷に加え、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)で7月末に発生した火災事故の影響で、前期比12.4%減の4,485億台湾元(約1兆1,900億元)に落ち込むと予測している。前期比マイナス成長は2期連続となる。23日付工商時報が報じた。

 下半期通期の生産額は需給バランスの崩れから8,700億元の予測で、今年通年でも1兆9,100億元と前年比約5%の伸びにとどまるとみている。

 なお、上半期の生産額は1兆400億元、第2四半期は、中国の金融引き締め政策、および5月に発生した台プラ第6ナフサの火災で、傘下工場に操業停止処分が下されたため前期比マイナスとなった。

 IEKはまた、台湾中油(CPC)傘下の国光石化科技(KPTC)の彰化県でのプラント建設計画が中止されたことで、年生産額4,600億元、税収500億元以上が見込めなくなるとともに、今後の石化産業の高付加価値化に悪影響を及ぼすと分析した。