ニュース 電子 作成日:2011年8月23日_記事番号:T00032068
ヒューレット・パッカード(HP)がパソコン事業分離を検討していると明らかにしたことを受け業界では、既に人員削減などスリム化を進めているHPは、第4四半期に在庫消化のため製品の投げ売りを行うとの観測が出ている。これにより、市場で値下げ競争が引き起こされる可能性があると懸念されている。23日付電子時報が報じた。
実際、HPが最近、タブレット型パソコン「Touch Pad」を大幅に値下げしたことで、米アップル「iPad」以外の製品に値下げ圧力がかかっている。また、宏碁(エイサー)が今春、欧州市場で在庫処分を進めた際は、競合も追随を迫られ、粗利益率が大幅に下落した。
ある業界関係者は、HPが世界シェアトップのPC事業を売却すれば、PC市場シェアの変動、サプライチェーン再編など広い範囲に影響が及ぶと予想。別の業界関係者は、世界最大手で利益も出ているPC事業の売却で、PC市場全体に悲観ムードが広がることが最も重大な懸念だと指摘した。
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