ニュース 電子 作成日:2011年8月23日_記事番号:T00032075
ヒューレット・パッカード(HP)が検討中のパソコン事業分離で、DRAM世界市場シェア40%以上のサムスン電子が売却先となれば、HPを大口顧客としている南亜科技など台湾DRAMメーカーが「悲劇的」な大打撃を受けるとの見方が出ている。23日付電子時報が報じた。
PC世界大手ブランドは、ほぼすべてがサムスンを最大のDRAM調達先としているが、1社による独占供給を嫌い、台湾メーカーなどからの調達も確保してきた。もし今後HPのPC事業をサムスンが引き継ぐことになれば、台湾メーカーからDRAMを調達することは考えにくく、既に業績不振が深刻な台湾DRAM業界にとってさらなるダメージが加わることになる。
一方、華碩電脳(ASUS)、中国の聯想集団(レノボ)や華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が買収した場合は、サムスン以外からのDRAM調達を継続すると考えられ、台湾メーカーへの影響は大きくないとみられている。
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