ニュース 家電 作成日:2011年8月25日_記事番号:T00032125
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの調査によると、モニター受託生産からの撤退を進める奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、今年の出荷台数が2,500万台になり、過去最高の3,700万台だった2009年比で32%減少する見通しだ。同年は最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)と300万台差に迫っていた。25日付工商時報が伝えた。
奇美電は09年第4四半期にTPVに引き離され、2010年3月の旧・群創光電(イノルックス・ディスプレイ)、旧・統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)との3社合併を経て、モニター受託生産からの戦略的撤退を進めている。月間出荷台数はピーク時の400万台から200万台以下に半減した。
モニター受託上位10社の今年7月出荷台数は、前月比5.1%減の1,201万台だった。メーカー別では、TPVのほか、新規受注に支えられた大同(TATUNG)、奇美電から切り替えられた受注を獲得した佳世達科技(Qisda)および緯創資通(ウィストロン)が出荷増となったほかは、マイナス成長だった。
モニター業界は需要期に近づいているものの、欧米の債務危機の影響で、例年ほどの盛り上がりはないようだ。
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