ニュース 食品 作成日:2011年8月25日_記事番号:T00032142
法務部調査局は24日、オーストラリアからの輸入ワインにさまざまな添加剤を混ぜて水増し販売し、暴利を得ていたとして、新北市三峡区の酒類業者「大富ライ国際(ライはさんずいに来)」と「中台製酒」を家宅捜索し、偽輸入ワイン約3万7,000本を押収した。両社は過去2年間に大手スーパーマーケット「全聯福利中心」を通じ、偽輸入ワイン10万本以上を販売していたもようだ。25日付中国時報が伝えた。
偽ワインの製造コストは数十元にすぎず、業者は暴利を得ていた(24日=中央社)
新北市政府は同日、全聯福利中心に対する立ち入り検査で問題の偽輸入ワインの撤去を求めた。
大富ライ国際は、オーストラリア産ワインの輸入販売代理権を取得し、それを隠れみのとして、添加剤などで中身を水増しした偽輸入ワインを販売した疑い。今年3月の段階で中台製酒から偽輸入赤ワイン1万6,000リットルが押収され、発注元の特定を進めたところ、大富ライ国際が捜査線に浮上した
中台製酒は赤ワインに濃縮ブドウ果汁、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、発酵促進剤、ソルビン酸カリウム、アルコールなどを混ぜて、偽輸入ワインを製造していた。ソルビン酸カリウムは防腐剤の一種で、多量摂取すると人体に有害とされる。
問題の偽ワインは、1999年3月から750ミリリットル入り約200台湾元(約530円)で販売されていた。
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