ニュース 金融 作成日:2011年8月26日_記事番号:T00032152
中央銀行が25日発表した7月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸率は前年同月比で7.60%となり、2年3カ月ぶりの低い伸びとなった。26日付工商時報が伝えた。
一方、M2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同6.18%だった。M1BとM2の伸び率の差は1.42ポイントに縮小した。8月の世界同時株安でM1Bの伸びはさらに鈍ると見込まれるため、市場関係者の間では、M1Bの伸び率がM2の伸び率と逆転する「デッドクロス」が8月か9月にも到来するとの見方がさらに強まっている。
デッドクロスの出現は、資金が株式市場よりも安全性が高い定期預金などに向かっていることを示す象徴的なシグナルだが、株価情報サービス会社、瑞展産経研究の陳忠瑞董事長は「最近加権指数は1,000ポイント以上下落しており、デッドクロスを迎えても、株価が一段安になるとは考えにくい」と予測した。
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