ニュース 農林水産 作成日:2011年8月26日_記事番号:T00032153
台湾人の食卓にはかかせない大衆魚のサバヒー(虱目魚)が25日、契約養殖による形で中国・上海に向け初輸出された。26日付聯合報が伝えた。
上海に初輸出される学甲食品のサバヒー24トン(25日=中央社)
輸出されたのは、上海養殖水産集団との契約に基づき、台南市の養殖業者、学甲食品が養殖したサバヒーで、地元は中国への販路拡大に期待を寄せている。
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の鄭立中副主任は最近、頻繁に台湾南部を訪れ、流ちょうな閩南語を生かして農漁業関係者と対話を行い、台湾南部の農水産物の販路拡大を約束してきた。サバヒーの養殖契約も、鄭副主任が昨年3月に台南市学甲区を訪れ、漁業関係者から協力を求められたのがきっかけだった。
その後、サバヒーは海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(早期の実施・解決項目)で関税が撤廃され、上海養殖水産集団は学甲食品、台南地区で養殖場を経営する100人の漁業従事者とサバヒーの養殖契約を結んだ。
サバヒー以外にも、台南産の文旦(ブンタン)、高雄産のバナナが最近、上海、北京、青島などに続々と出荷されている。
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