ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

独シーメンスとザウター、台湾投資を決定


ニュース 機械 作成日:2011年8月26日_記事番号:T00032156

独シーメンスとザウター、台湾投資を決定

 経済部工業局が、ドイツのシーメンスと工具タレット世界最大手のザウターによる台湾投資をまとめた。シーメンスは台湾で初めてハイエンドの工作機械技術応用センターを設ける。ザウターは年内にも台中工場の生産能力を拡張する計画で、投資額は2億台湾元(約5億3,000万円)を見込む。26日付工商時報が伝えた。

 中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)発効により、デジタルコントロールシステム(DCS)は2014年から、ハイエンドの旋盤向けDCSは2016年から、台湾製であればいずれも関税が優遇される。シーメンスはこのため同センターの設立を決めた。シーメンスのDCS出荷量は年間5万台。台湾でのシェアは約10%という。

 また、経済部はザウターが台中工業区にある工場の拡張を了承したことで、地場の工作機械メーカー向け納品期間が早まると期待している。ザウターは2008年に台湾企業と合弁で霄特国際(ザウター・アジア)を設立している。