ニュース 電子 作成日:2011年8月26日_記事番号:T00032170
工業技術研究院・産業経済趨勢研究センター(IEK)は25日、今年の台湾半導体産業の生産額の成長幅を、従来の「前年比5.8%減」から「前年比11.3%減」へと5.5ポイント下方修正した。生産額は1兆5,214億台湾元(約4兆400億円)を見込む。IEKは8月10日に生産額予測値を下方修正したばかりだったが、米国国債の格付け見直しなど世界経済の悪化を伝える情報が相次いだため、改めて下方修正を行った。26日付工商時報が伝えた。
IEKは、今年の前年比縮小幅が大きい分野として▽製造業の自社ブランド製品、33.6%減(2,079億元)」▽IC製造、15.3%減(7,492億元)──を挙げた。また、今回下方修正幅が大きかったファウンドリーは、通年で前年比5.23%減(5,413億元)を予測している。
台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は7月末の業績説明会で、在庫整理を終えた第4四半期には業績も上向くとの見方を示していた。しかしIEKシステムIC・製造プロセス研究部の楊瑞臨経理は「8月は景気後退が続く上、第4四半期には急転直下が起き、半導体生産額は第3四半期を下回るとみている」と述べ、張董事長の見方に同調しない考えを示した。
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