ニュース 社会 作成日:2011年8月29日_記事番号:T00032175
中央気象局の発表によると、29日午前4時20分ごろ台東県大武郷付近に上陸した台風11号(アジア名・ナンマドル)は、午後1時ごろ台南市付近より台湾海峡に抜け、時速8キロで北北西に進んでいる。しかし、暴風圏内にある苗栗以南および花蓮以南地域では依然、風と雨に見舞われており、西南部では今後も雨の勢いは増す見通しだ。29日付自由時報などが報じた。
台風襲来に台東の農家では、中秋節(今年は9月12日)に欠かせないブンタンの収穫に大わらわ(28日=中央社)
今年初めての台風上陸となった29日、金門、連江の両県を除く台湾全土で学校が休校となったほか、台南市、高雄市を含む東部、南部の2市5県で公共機関が休業となった。
気象局は、今後も全土で局地的な大雨が発生する可能性が高いとして、特に山間部では土砂崩れや落石、土石流、洪水などに十分注意するよう呼びかけている。
なお交通機関は、台風上陸に伴い台湾鉄路(台鉄)が南迴線および台東線で29日午後6時まで全線運休、台湾高速鉄路(高鉄)は29日は正常運行を予定しているものの、状況を見て速度を落とすなどの措置を取るとしてる。
空の便は中華航空(チャイナエアライン)の29日CI020便(台北〜大阪〜ニューヨーク)が24時間の遅延となった。道路は、これまで台風のたびに土砂崩れが発生している宜蘭県と花蓮県を結ぶ幹線道路、蘇花公路(蘇澳~花蓮)が28日から全面通行止めとなったが、29日午前中に解除されている。
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