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ASE中国工場フル稼働、下半期を楽観【図】


ニュース 電子 作成日:2011年8月29日_記事番号:T00032198

ASE中国工場フル稼働、下半期を楽観【図】

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)業界最大手、日月光半導体(ASE)はこのほど、依然受注見通しは悪いものの、市場在庫の消化に終わりが近づいていること、およびIDM(垂直統合型の大手半導体メーカー)が外部委託を継続して拡大していることで、同社中国工場はすべてフル稼働となっており、下半期は四半期ごとに成長が続くとの楽観見通しを示した。27日付工商時報が報じた。

 ASEは第3四半期の業績について、顧客の在庫調整とDRAM封止・検査事業からの撤退を決めたことに影響は受けるものの、封止・検査事業の連結売上高は前期比3〜6%成長すると予測している。特にインフィニオン、STマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツ(TI)などIDMから、中国工場がローエンド製品を大量に受注していることが貢献する見込み。

 なお、最近の急激な金価格上昇を受け、ASEの呉田玉営運長は、「上昇は長期的に続く」と予測し、今後5年以内に銅ボンディングプロセスの比重を50%に引き上げるとの考えを示した。