ニュース 政治 作成日:2011年8月30日_記事番号:T00032205
来年1月の総統選挙と同時に行われる立法委員選挙で再選を目指す、中南部の国民党立法委員の間では、意図的に党と距離を置いたり、馬英九総統とのつながりを隠す候補者が少なくない。一方で、民進党の候補者はそろって蔡英文主席とのツーショット姿のビラなどを使ってあやかろうとしており、好対照を成している。30日付蘋果日報が伝えた。
特に雲林県や嘉義県といった農業県では、与党に対する有権者の不満が明らかだ。ある立法委員が行った世論調査によると、馬総統と副総統候補の呉敦義行政院長が自身の選挙区を訪れると得票が約5%減るという。そのため、この立法委員は「2人とも無理して来る必要はない」と話す。さらには「総統選挙で馬総統に投票しなくてもいいが、立法委員選挙では自分に投票してほしい」とまで訴える現職もいる。
こうした状況を知ってか知らずか、国民党は同日選効果を発揮しようと広報活動に力を入れる。立法委員選の候補者が馬総統や呉院長とのツーショット姿の看板を掲げれば、候補者1人当たり最高20万台湾元(約53万円)を補助することを決めた。
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