ニュース 金融 作成日:2011年8月31日_記事番号:T00032237
行政院金融監督管理委員会(金管会)が30日発表した、台湾の銀行37行の1〜7月の税引前利益は前年同期比24%増の計1,322億8,800万台湾元(約3,500億円)で、同期としては過去最高となった。通年でも2,000億元(昨年1,832億元)を突破し過去最高を更新する可能性が高いとみられる。総資産利益率(ROA)は0.4%に達し、自己資本利益率(ROE)は6%を超えた。31日付工商時報などが伝えた。
1〜7月の税引前利益で首位となったのは中国信託商業銀行(CTB)で131億元だった。以下、▽兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)、116億元▽シティバンク(花旗銀行)、97億元▽国泰世華銀行、84億元▽台北富邦銀行、83億元──と続いた。
金管会の張国銘・銀行局副局長は、今年の銀行業界の利益に悪影響を及ぼす恐れがある要因として、経営難に陥っている中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)の債権の出資転換や太子集団の債務滞納などを挙げた。しかし、プロモスの債権行は貸倒引当金の積み立て比率を4割に引き上げており、今後の不良債権リスクに耐え得ると楽観している。
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