ニュース 電子 作成日:2011年8月31日_記事番号:T00032250
モトローラやノキアなど携帯電話大手ブランドの業績不振が、同2社をスマートフォン受託生産の主要顧客とする鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)や華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)を苦しめている。31日付電子時報が伝えた。
富士康は半年決算で、2008年下半期以降、09年の下半期を除き今年上半期まで赤字が続いている。一方、華宝通訊も10年第1四半期以降、同年第4四半期を除きすべて赤字となっている。
業界関係者によると、2社はこれまで機能フォン(フィーチャーフォン)からスマートフォン生産への移行を積極的に進めてきた。しかし、移行には高い研究開発(R&D)コストが必要となるにもかかわらず、業界の変動が激しく受託メーカーへの発注見通しが不透明な上、欧州での債務問題が重なり受注が伸びていないことが業績不振の要因となっている。
グーグルによるモトローラ・モビリティ買収は、富士康にとってプラス効果をもたらすとされるものの、ヒューレット・パッカード(HP)の「webOS」端末事業打ち切りによって一定のダメージを受けるとされ、サムスン電子や宏達国際電子(HTC)から受注を獲得できない限り厳しい状況が続くとみられる。
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