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永豊餘の上半期純利益、前年比40%増


ニュース その他製造 作成日:2011年9月1日_記事番号:T00032270

永豊餘の上半期純利益、前年比40%増

 製紙最大手、永豊餘造紙(YFY)の31日発表によると、今年上半期売上高は前年同期比5.9%増の262億5,800万台湾元(約690億円)、純利益は同40%増の10億1,400万元で過去5年で最高となった。1日付工商時報が伝えた。

 永豊餘は本業に加え出資事業も好調で、中国・江蘇省揚州市の子会社、無線ICタグ(RFID)メーカーの永道無線射頻標籤(アリゾンRFIDテクノロジー)や、中華紙漿(中華パルプ)と合弁で中国に設立した紙パルプメーカー、鼎豊紙業などから上半期に計5億2,400万元の投資収益があったことも今回の好業績につながった。

 例年ハイシーズンに当たる下半期の見通しについて証券会社は、今年は電子産業の不調により包装需要が伸び悩むが、RFIDなど出資事業で高い収益が期待できるため、同社は通年でも好業績が予想されるとしている。

 一方永豊餘は下半期の懸念材料として、正隆紙業の新工場稼働による需給バランスへの影響を挙げた。