ニュース 電子 作成日:2011年9月1日_記事番号:T00032276
台湾高速鉄路(高鉄)の全線で光ファイバーケーブルの敷設とWiMAX(ワイマックス)基地局設置工事を進めている威達雲端電訊(ビー・タイム)は31日、年内にも台中~左営間の車内でWiMAXによる無線インターネットの利用が可能になると発表した。残る台北~台中間でも来年6月までに整備を完了する。1日付自由時報が伝えた。
工業技術研究院資訊通訊研究所の杜鴻国副組長によると、テストの結果、接続速度は10メガビット毎秒(Mbps)が確保できており、完成時には12Mbpsに達する見込みだ。これは日本やフランスの高速鉄道の車内で提供されている無線インターネットの接続速度(2Mbps)を大幅に上回る。完成後は車内でも映像会議に出席できるなど、ビジネス客の利便性が高まりそうだ。
今回採用されたROF(ラジオ・オーバー・ファイバー)技術は、光ファイバーケーブルの併用で、基地局のカバー範囲を従来の3キロから9キロに拡大する。基地局の数を減らすことが可能で、コスト削減につながる。
なお高鉄WiMAXサービスについて ビー・タイムは、無料提供にはしない方向で検討しており、既存の同社ユーザーのほか、他の通信キャリアと協力してサービスを提供する考えを示した。
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