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高齢化社会、25年に日本並みに


ニュース 社会 作成日:2011年9月2日_記事番号:T00032293

高齢化社会、25年に日本並みに

 行政院経済建設委員会(経建会)は1日、台湾の老化指数(65歳以上の人口を15歳以下の人口で割って100を掛けた値)が出生数の少なさと第二次世界大戦後のベビーブーム世代の高齢化から、現在の69%から2025年には世界最高である日本の177%に迫ると警鐘を鳴らした。経建会は高齢化ペースの速さに危機感を示し、関係機関に対し高齢化対策を共同で打ち出すことを呼びかけた。

 米人口研究機関の資料統計によると、今年7月時点で老化指数の高い国・地域(日本を除く)は、▽ドイツ、162%▽イタリア、143%▽香港、108%▽英国、94%▽フランス、94%▽韓国、81%▽中国、53%──。

 また、女性1人が生涯に生む子どもの数の世界平均は2.5人だが、台湾は昨年0.9人と、香港の1.1人、韓国の1.2人、日本の1.4人を下回り世界で最も低かった。経建会は、このペースが続いた場合、25年の人口は2,340万人と現在の2,320万人から微増となるものの、50年には2,090万人にまで落ち込むと指摘した。