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AUO・李董事長の「右腕」、パラグライダー事故で死亡


ニュース 社会 作成日:2011年9月2日_記事番号:T00032294

AUO・李董事長の「右腕」、パラグライダー事故で死亡

 明基友達グループ傘下の液晶パネルドライバICメーカー、瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)の陳栄宏董事長が先月31日午後3時ごろ、宜蘭県頭城鎮でパラグライダーで飛行していた際、安全ベルトが外れて約20メートルの高さから落下し、病院へ運ばれたものの2日午後10時ごろ死亡した。陳董事長は、液晶パネル大手、友達光電(AUO)の李焜耀董事長の「右腕」とも言われ、グループ内でも重要な地位を占めていたため、業界内に衝撃が走っている。2日付蘋果日報などが報じた。

 陳董事長は先月からパラグライダーを始めた初心者で、31日は友人と共に見物に来ていたという。しかし友人からの質問を受けて自ら実践して見せようと飛行したところ事故に見舞われた。警察の調べでは安全ベルトに異常はなく、陳董事長の装着方法に不備がなかったかを含め原因究明を進めている。

 陳董事長は、李AUO董事長のグループ投資戦略決定を左右するほどの発言力を持ち、先ごろ傘下のタッチセンサーメーカー、達虹科技(現・達鴻先進科技)の株式を宸鴻光電科技(TPKホールディング)に売却し、主導権を譲渡した件でも同氏が重要な役割を果たしたという。

 陳董事長の死亡を受けて瑞鼎科技は、「現在運営はすべて正常に行われている」とのコメントを発表した。