ニュース 農林水産 作成日:2011年9月5日_記事番号:T00032331
台湾産養殖ウナギの値上がりが止まらない。主要産地、雲林県産の取引価格が2日、1キログラム当たり1,000台湾元(約2,700円)を突破し、台湾でウナギの養殖が始まって以来50年の最高値を記録した。稚魚の漁獲量激減を受け、養殖量が減少している上、日本からの需要で台湾内へのウナギ供給量は6割減少している。3日付自由時報が伝えた。
これに伴い、蒲焼きやうな重の価格にも影響が及んでいる。蒲焼きは、昨年の1キロ当たり800元以下から同1,300元まで上昇。また台北市林森北路のうなぎ専門店「浜松や」では、今年に入りうな重を3回度値上げしたという。
行政院農業委員会漁業署の蔡日曜副署長は、既にウナギ輸出はハイシーズンが過ぎたが、養殖池にはまだ数百トンのウナギが残っており、今年これ以上値上がりする可能性は低いとしている。しかし今年のウナギ放養量は昨年よりも少ない7万トンにとどまっており、来年のさらなる価格上昇は確実と予測している。
なお関連業者からは、11月に行われるウナギの稚魚漁で漁獲量が少なかった場合、来年の価格は1キロ1,500元に達するとの懸念も出ている。
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