ニュース 電子 作成日:2011年9月5日_記事番号:T00032349
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は2日、台北市で開かれたフォーラムに出席し、台湾半導体産業の未来について、スマートフォンやタブレット型パソコンがチャンスをもたらし「黄金の10年」が再び到来するとの楽観見通しを示した。ただ張董事長は「技術向上や規模の拡大に人材、資金を集中させれば」と条件を付けており、5日付電子時報は、その条件に合致するのはTSMCだけで、「黄金の10年」は「台湾半導体産業」について言ったのではなく、TSMCについてのみ語ったものだと指摘した。
張忠謀TSMC董事長は「タブレットPCは重すぎて玩具のようだ」と指摘し、今後さらに軽量薄型化が進むとの予測を示した(2日=中央社)
張董事長は、TSMCは技術研究開発(R&D)チーム3,000人以上、エンジニア2万人を擁し、2011年の研究開発予算は350億台湾元(約930億円)に上ると指摘。インテルの30億米ドルには及ばないが、TSMCの提携する顧客の研究開発費を合わせれば、サムスン電子やインテルの10倍以上だと強調した。
また、月産能力3万枚の12インチウエハー工場を建てるのに50億米ドル必要だが、TSMCは今年のキャッシュフローが2,000億~3,000億元で、毎年1基建てることができると語った。
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