ニュース 社会 作成日:2011年9月6日_記事番号:T00032355
嘉義在住の男性、高飛程さん(65)は2日、生まれて初めてバイクの免許を手にして狂喜した。高さんがバイクに乗ったのは20歳のとき。以来、45年間運転しているものの、実はずっと無免許だったからだ。
高さんが初めてバイクの免許試験を受けたのは、23歳のときだった。ところが、小学校卒業後すぐに漁師となったため、ほとんど読み書きができなかった。そのため、試験はいつも不合格。以来、屈することなく、なんと42年間もチャレンジを続けてきた。
漁師生活で普段バイクに乗ることは少なかったが、たまに買い物や病院に行く際は、無免許なのでビクビクしながら運転していたという。どんなに遠くでも警察官の姿を見かければ、すぐにバイクを停めて歩いていたそうだ。
これまで試験を受けた回数は少なくとも40回と言うから、恐らく受験料に1万台湾元以上費やしたはず。「あきらめようと思ったこともあったが、周囲のみんなが励ましてくれたので続けられた」と高さんは語る。嘉義監理所の無料講習会は計13回、30時間以上受けたとか。今回は「試験直前ダッシュクラス」で鍛えたかいもあってか、87.5点(合格ラインは85点)という成績で見事合格!42年目の免許証取得となった。合格が発表されると、高さんに対し大きな拍手が沸き起こったという。
2年前に漁師を引退し、もう海に出ることがないだけに、バイクを運転する機会は以前よりも多くなった。これからはもう警察官を見てもビクビクしなくてよい。バイクを止めて歩くこともなくなるだろう。
息子の高啓明さんも、「父は本当にこの免許証を切望して、大変な努力をした。家族全員がうれしい」と大喜びだ。ちなみに、高さんが今一番したいのは、「警察官の前をバイクに乗って大手を振って通ること」。どうか安全運転を願いたい。
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