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工場廃水で2項目の新規定草案、環保署が発表


ニュース その他分野 作成日:2011年9月6日_記事番号:T00032358

工場廃水で2項目の新規定草案、環保署が発表

 行政院環境保護署(環保署)は5日、工業廃水に関する2項目の規制措置草案を発表した。いずれも工場の操業コスト増大につながる内容で、今後は産業界との調整が図られることになる。6日付工商時報が伝えた。

 「石化・ウエハー・半導体放流水基準修正草案」は、管理対象となる排出物質を増やす内容。半導体業では、アンモニア態窒素、フッ化ナトリウムなど28項目に新たに管理基準、毒性有機物管理基準が設けられる。石油化学業界ではフタル酸ビス(DEHP)など可塑剤6種類に管理基準が設けられた。

 また、「水質汚染防止措置計画・許可申請審査弁法修正草案」は、新工場の環境影響評価に際し、廃水の排出が必要な場合には、事前に許可を申請した上で、試験運用時の検査に合格しなければ操業を許可しないとする内容だ。

 両草案はパブリックコメント(意見公募)を実施した上で、早ければ来年にも相次いで適用される予定だ。