ニュース 電子 作成日:2011年9月6日_記事番号:T00032377
DRAM大手の南亜科技は、市況低迷を受けて今月より汎用DRAMの約1割減産に踏み切った。既に業界大手のエルピーダメモリと力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)も減産体制に入っていると伝えられる中、南亜科技がこれに追随したことでDRAM価格下げ止まりに効果が期待される。6日付経済日報が伝えた。
南亜科は、汎用DRAMは現在、供給過多の状態にあるが、各社が減産で足並みをそろえれば、9月の契約価格がさらに下落する余地は小さいと指摘。その上で、▽9月の新学期シーズン▽クラウド・コンピューティングの普及▽薄型軽量ノートパソコン「ウルトラブック」発売──などにより需要が伸び、景気が底を打つとの見方を示した。
同社は今回の減産に伴い、サーバー向けやモバイルDRAMなど比較的高価格な製品に注力している。汎用DRAMが売上高全体に占める割合は、8月の60%から年内に50%まで低下する見込みだ。
なお、南亜科の8月売上高は前月比2%増の24億台湾元(約64億円)。4カ月ぶりに前月比増収となったが、前年同期比では54%の大幅減となった。
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