ニュース 金融 作成日:2011年9月7日_記事番号:T00032394
生保の宏泰人寿保険が今月2日、従来型生命保険の販売を全面的に中止していたことが分かった。7日付工商時報が伝えた。
発売が中止されたのは、高利回りが人気の増額終身生命保険、利率変動型ユニバーサル生命保険。今週以降は投資型保険と損害保険の販売に限定された。
同社は今年上半期に6億台湾元(約16億円)の赤字を計上しており、現在の資産・負債状況を検討した上で、現在高利回りの保険商品の販売を中止せざるを得ないと判断した。
同社は「コストが高い保険の販売を中止し、大株主に対する際限ない増資圧力を軽減するのが目的だ」と説明した。同社の決定は、増資圧力に苦しむ他の生保会社にも影響を与えそうだ。
一方、同社は保険ブローカーの永達保険経紀人公司(永達保経)と密接な関係にあり、従来型生保の販売中止による影響が懸念されるが、永達保経の呉永文董事長は「富邦、中国、朝陽、遠雄など生保各社の商品を扱っており、影響は受けない」と説明した。
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