ニュース 政治 作成日:2011年9月8日_記事番号:T00032417
内部告発サイト「ウィキリークス」で、台湾に関する外交公電が相次いで公開される中、王金平立法院長が米国在台協会(AIT)のステファン・ヤング台北事務所長と会った際、馬英九総統を「無能」、呉敦義行政院長を「腐敗しすぎ」などと容赦なく批判したとする公電が新たに明らかになった。いずれも国民党幹部の関係不和を暴露する内容で、政局にも微妙な影響を与えかねない事態となっている。8日付蘋果日報が伝えた。
問題発言が明るみになった王金平氏(右)だが、馬総統は王氏に政界から徐々に引退してほしいと思っていることも「ウィキリークス」によって明らかになっている(中央社)
馬英九氏が総統就任前の2007年2月、台北市長時代の特別費不正使用疑惑で起訴された際の公電には、王氏が「国民党はほかに総統候補を探さなければならないが、呉敦義氏は腐敗しすぎだ」と述べ、馬氏についても「無能で効率が上がらない指導者」と批判したとの内容が含まれている。
王氏は08年10月の公電でも、馬氏が国民党主席への就任を目指していることに触れ、「国民党のスタッフは馬氏に不満を抱いている。(馬氏は)わがままで彼らの面倒を見ようとしない」と語ったとされる。
一方、07年1月の公電によれば、呉敦義氏がヤング所長に対し、王氏について「行政能力を欠いている。ましてや総統など話にならない」と語ったという。
一連の公電について、呉氏は「外国人が聞き間違えたのではないか」と苦しい弁明。王氏は「馬総統の能力は優れている。すべてはネット上のうわさにすぎない」と切り捨てた。
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